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裸LED
2011年 11月 17日 |
裸LED_f0138807_1504015.jpgパナソニックのLED電球がグッドデザイン金賞を受賞しました。

LED電球なんて今や珍しくない存在ですが、このLED電球、注目なのが電球のカバー。
一般的なLED電球は指向性の強いLEDの光を拡散させるためにカバー内部に白い塗装(シリカ球)を施していますが、これは全くの透明。視認できるLED発光部は白熱電球のフィラメントのような形状。エジソンに敬意をはらっているように見えます。
また、従来のものではけっこう目立つヒートシンク部分もすっきりデザインされていて、外観はほぼ白熱電球。とてもきれいです。よくぞ作ってくれたと言いたいです。

すでに型番違いですが「LDA4L/C」(4.4W(20W相当)、電球色、寿命40,000時間)が発売されていておひとつ3,500円前後。最近よく目にするリーズナブルなものよりは高価ですが、自宅のほぼ100%を裸電球(形状がおもしろいのでスパイラル型蛍光灯を設置)にしている自分としてはぜひ導入してみたいシロモノです。
残念なのが20W相当のものしかないこと。たぶん40W、60W相当も作ると思うので(希望的観測)、それまで待ってみたいと思います。


最後にグッドデザイン大賞の候補作の公開プレゼンテーションを行ったパナソニックデザインカンパニー采尾治彦氏の言葉を引用。
「私たちは、デザインを安易に変えることを良しとせず、歴史を作ってきたろうそくの光や電球本来の形、大きさを継承することにこだわった。それをテクノロジーによって実現し、明かりの文化を未来につないでいく。“地球にやさしく、人にやさしく、物を大切に使う”という、日本独自の発想が、このLED電球のデザインの狙い。日本から世界の未来を明るく照らす、煌めく光を、世界中の皆様にお届けしたい。」

by taishi_mizoguchi | 2011-11-17 23:42 | □デザイン
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