『SUMIKA Project』リポート その1
2009年 02月 22日
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一般見学会に行ってきました。
とりあえず、過去のネタはコチラ...
080708 すみか
081109 スミカプロジェクト
090116 スミカプロジェクト見学会
恒例のことですが、4つの建物のレポートとおまけ編と言うことで
全5回に分けて引っぱります(笑)。
これで1週間ネタを考えずに済みそうデス...。
『その1』が伊東豊雄氏による『SUMIKA パビリオン』
『その2』が西沢大良氏による『宇都宮のハウス』
『その3』が藤本壮介氏による『House before House』
『その4』が藤森照信氏による『コールハウス』
『その5』が恒例の『おまけ編』
...と言うようなプログラムで進んでいきたいと思います。
どうぞ、5日間(長っ!!!)お付き合い下さいm(_ _)m
本題に入る前に、4つの建物を見て回るので、それなりに体力を使いそうです。
以前の『iQレポート』のように「ハラが減っては戦はできん!!!」
と言うことで、ランチです。
...で、のんびりし過ぎました。
集合時間ギリギリにすべり込みです...。
いよいよ本題です...。
集合場所は東京ガス今泉整圧所になります。
受付をしてもらい、巨大なガスホルダーの脇を歩いていくと、
小ぶりなガラスの箱が見えてきました。
伊東豊雄氏の『SUMIKA パビリオン』。
用途はインフォメーションと、他にここで食材を調理して
食べることができるそうです。

脇に桜の木と池があります。

伊東豊雄氏には珍し木造建築。
しかし、うちらが使う木造とは全く違います。
壁面の網目は六角形の幾何学を基本とし展開したもの。

エントランスに至る飛び石も同様のデザイン。

ガラスとパネル部分はほぼフラット。

まず目に飛び込んで来るのが、巨大なテーブルとアイランドキッチン。
テーブルの材質はバーチ合板かな?イスは多摩美図書館にもあったような気が...。
テーブルの下にはガスヒートポンプ空調機が仕込まれていて、
足元で吸い込み、窓際で吹き出す仕組み。
アイランドキッチンは写真取り忘れ(泣)。

柱の部分にトップライトを設けて、
木漏れ日が落ちるような空間を目指したとのこと。

流れてない...大丈夫か???

ヤマギワで発売中。お値段¥60,900円也。高っ!!!

世界?日本?に4台しかないうちの2台を持って来たとのこと。
波紋の部分にお尻がすっぽりハマって座りやすいです(^^)
以下2点は気になったモノ。
(あまり参考にはなりませんが...)

竪樋を付けたくない気持ちがビンビンに伝わります(^^;

ガラスを貫通しています(@_@)
どうやって留めるんだろう?接着剤だけ?

このプロジェクトの全体テーマの『プリミティブ(原初的)な暮らし』が
なぜ六角形の幾何学につながるかは分りませんが、
構造が目に見えて、そのまま意匠となるおもしろい建築です。
しかし、パビリオンと言ってもけっこうクローズドなパビリオン。
東京ガスの敷地内ですし、用途もかなり限定されてしょうがないと思いますが、
伊東豊雄氏デザインの海外のパビリオン(ブルージェや
サーペンタイン・ギャラリー)のようにオープンにできないものでしょうかね...。
さて、次に移動です。
(『その2』に続きます...。)
by taishi_mizoguchi
| 2009-02-22 01:58
| □建物探訪
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